三宅プレツアー 前説
10/5~8の三宅島ツアーに先立ち、
下見ツアーに行ってきたのでそのレポートです。
【前説】
三宅島は過去SMDCで恒例のツアーポイントでしたが、
2000年の雄山噴火で全島避難指示が出され、
長らくツアーを開催することができませんでした。
2005年より観光客の受け入れが再開され、
火山活動も沈静化してきたことから、
今年2007年、ツアーの再開を計画しました。
黒潮の当たる三宅島の海は非常に蒼く、
温帯の生物と熱帯の生物が共存する稀有なポイント。
長らく人が入っていなかったため魚影が濃く、火山帯のダイナミックな地形が魅力です。
三宅プレツアー 出発
【出発】
今回のツアーは斥候部隊として4人構成。
22:30に出船のため、21:30に出発地:竹芝に集合。
のはずが、15分過ぎてもAさんが現れません。
集合場所がわからないのか心配して電話をかけると
「まだ会社にいるんですけど、そろそろ出ます♪」
出船の45分前に未だ会社に??
どこまでも不安なツアーの始まりです。
出船時間も迫り、人も疎らなお土産屋。
されど待ち人は来ず。。。
ギリギリ駆け込んだ船内では、妙にハイテンション。
これから始まるツアーに期待(と不安??)が高まる。
三宅島プレツアー 到着
【到着】
夜明けと共に三宅島・三池港へ着岸。
硫黄臭こそしないものの、火山岩や立ち枯れの木々など
噴火の跡がいたるところに残ります。
それでも、緑は急速に回復しており、
みるみる風景は変わっていっているらしい。
島のエネルギーを感じる風景が続く。
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三宅プレツアー 1日目ダイビング
【1日目ダイビング】
宿舎で朝食、仮眠の後、早々に準備して三宅島初ダイブへ。
1本目は学校下。
溶岩に飲み込まれた学校の傍から、
岩場を乗り越えてエントリー。
そのとき、”バキッ!!!”と鈍い音が響きわたる。
1本も潜らぬうちからTのマスクフレームが破損。
フレキシブルマスクとなる。
更にはNさんもタンクバルブ開け忘れのお約束ボケ。
どこまでもトラブル続きである。
エントリーするとそんな不安も一気に吹っ飛ぶ澄んだ青の世界に、
黒潮直撃で水温も28℃と沖縄並の快適なコンディション。
ビーチエントリー直後から20~30mの透視度は圧巻です。
可愛らしいカゴカキダイのygに囲まれながら、ダイビングスタート。
伊豆では見慣れぬツムブリやクロユリハゼを見ながら奥へ進むと、
ミヤケスズメダイの卵守や、キツネベラのyg、
ヨゴレヘビギンポの婚姻色と旬な素材が盛りだくさん。
カンパチやキビナゴの群れもキレイな青に映えます。
更にはアオウミガメまで登場し、最高のスタートダイブとなりました。
2,3本目は三宅でもっともメジャーな大久保浜へ。
海水浴客も多く訪れるビーチポイント。
浅場でクダゴンベが見れるとあって、
喜び勇んでエントリー。
ところが、FさんのAIRⅡからポコポコ泡が吹き出します。
一端は収まったかに見えたエア漏れも深度と共に悪化し、
遂には無念のエア切れ。
Fさんのオクトパスアセントは本ツアー最大のレア映像です。
オクトパスからエアを吸い、ライトも消えるトラブルの中、
黙々と撮影を続ける様はまさに執念。恐るべし。。。
岩場に佇むクダゴンベ
大久保浜の夕景
三宅島プレツアー 一日目夜
【1日目夜】
宿舎での魚を中心とした夕食の後は、
同日開催されていた祭、マリンスコーレフェスティバルに参加。
踊りや獅子舞を見、地元名産ところてんを食しながら
夜店を物色して回ります。
最後は45分にわたる花火大会。
すっかり夏を満喫しました。
三宅プレツアー 2日目ダイビング
【2日目ダイビング】
本日も天気に恵まれ、快適ダイビングスタート。
1本目はユウゼン、ウミウシ狙いで釜の尻へ。
ユウゼンは残念ながら見れなかったものの、
超大群スカシテンジクダイの観察から、
ユビウミウシ、ヒラムシ等マクロもまったり探していきます。
カメのヒット率が三宅島随一とあって、
戻りがけにはしっかりアオウミガメも登場。
一瞬たりとも気を抜けません。
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2本目はマクロ狙いで大久保浜へ。
今回はTの100本記念ダイブ。
SMDC新年会でGETしたウリ坊をかぶり、ダイビングスタート。
顔全体に浮力と抵抗、生暖かい視線を感じながら、
休みなく紹介される生物にかじりつきます。
最後はショップの計らいで旗を持って記念撮影。
ハマフエフキもお祝いに駆けつけました。
陸上ではサプライズビールかけの手荒い祝福を受け、
最高の100本記念となりました。
3本目は今ツアー唯一のボート、伊ヶ谷カタン崎へ。
エントリーした瞬間から、
キンギョハナダイ、カシワハナダイの群れ群れ群れ!!!
どこまでも続く群れを眺めながらのまったりダイビングで、
浮遊感を愉しみながら本ツアーのラストダイブを満喫です。
三宅島ツアー 2日目夜
【2日目夜】
本日のアフターダイブは先月再開したばかりの温泉、ふるさとの湯へ。
鉄分を含んだ黄土色の温泉は源泉かけ流し。
夕暮れの露天風呂で旅の疲れを癒します。
夕食の後は、恒例ログ付け&ビデオ上映会。
肝心のビデオ撮影者Fさんは体調不良により不参加ですが、
ビデオをお借りし、三宅でのダイビングを振り返ります。
ここでまたまた、問題発覚!
Aさんのダイビングスキル向上の話から、
昨年エア切れを起こした大島ツアーでのログを確認したところ、
ログを記入していなかったことが発覚。
更には、4本しか潜っていないツアーで6本分のカウントがなされており、
経験本数詐称までもが明るみとなりました。
これで、自身が幹事を務める大島ツアーで行われる予定だった
100本記念ダイブが順延されることに。。。
Aさん、ログはちゃんとつけましょうね。
三宅プレツアー 最終日
【最終日】
最終日はダイビングなしの観光旅行。
ダイビングポイントや観光スポット、SMDC所縁の地をまわります。
北を上、南を下と呼ぶ不安いっぱいAさんナビで観光スタート。
交差点を過ぎてから「今のところ曲がって」とか
同じところをグルグル回るのは当たり前。
地図の表記がアバウトで散々迷って到着すると、
裏面に詳細地図が載っていた等、ボケボケ珍道中となりました。
見たいところを一通り回ったころには雲行きが怪しくなり、
雷とともに、一気に大雨が降りはじめます。
昼食中には電柱に落雷し、全島停電のトラブルまで発生。
文字通り嵐を呼ぶツアーとなりました。
三宅プレツアー 帰着
【帰着】
怪しい雲行きながら船は大きく揺れることもなく、順調に航行。
島で買い込んだ酒、食料で宴会をしながらのまったり帰郷です。
今回のプレツアーの反省やら、これから始まる大島ツアーや三宅ツアー、
ビックツアー等について話をしながら、
これからの本格ダイビングシーズンに期待を膨らませます。
21:00。東海汽船の渋い音楽とともに、竹芝へ到着。
トラブル盛りだくさんの、波乱万丈ツアーは終了です。
皆様お疲れ様でした。
三宅プレツアー 総括
【総括】
このツアーに先立つ、昨年の9月連休に三宅島訪島を計画したものの、
悪天候により中止となって以来、念願の三宅島訪島となりました。
ショップの方を含め、宿舎の方々、飲食店の方々、
三宅島の人々は非常にアットホームでほのぼのとした時間を楽しむことができました。
2泊4日のスケジュールでは、三宅島のほんの一端しか見ることができておりませんが、
それでも三宅島の奥深さを感じました。
海がキレイ、生物層が豊富であることはもちろんのこと、
島に流れる空気感が魅力的です。
是非、三宅島を訪れてみては如何でしょうか。
最後に、この下見ツアーにご参加いただいたFさん、Aさん、Nさん。
お蔭様で楽しいツアーとなりました。ありがとうございます。
本ツアーでも宜しくお願いします♪
三宅島プレツアー 前書〜島到着
10/5~8の三宅島ツアーに先立ち、
下見ツアーに行ってきたのでそのレポートです。
【前書】
三宅島は過去SMDCで恒例のツアーポイントでしたが、
2000年の雄山噴火で全島避難指示が出され、
長らくツアーを開催することができませんでした。
2005年より観光客の受け入れが再開され、
火山活動も沈静化してきたことから、
今年2007年、ツアーの再開を計画しました。
黒潮の当たる三宅島の海は非常に蒼く、
温帯の生物と熱帯の生物が共存する稀有なポイント。
長らく人が入っていなかったため魚影が濃く、
火山帯のダイナミックな地形が魅力です。
【出発】
今回のツアーは斥候部隊として4人構成。
22:30に出船のため、21:30に出発地:竹芝に集合。
のはずが、15分過ぎてもAさんが現れません。
集合場所がわからないのか心配して電話をかけると
「まだ会社にいるんですけど、そろそろ出ます♪」
出船の45分前に未だ会社に??
どこまでも不安なツアーの始まりです。
![]()
出船時間も迫り、人も疎らなお土産屋。
されど待ち人は来ず。。。
ギリギリ駆け込んだ船内では、妙にハイテンション。
これから始まるツアーに期待(と不安??)が高まる。
【到着】
夜明けと共に三宅島・三池港へ着岸。
硫黄臭こそしないものの、火山岩や立ち枯れの木々など
噴火の跡がいたるところに残ります。
それでも、緑は急速に回復しており、
みるみる風景は変わっていっているらしい。
島のエネルギーを感じる風景が続く。
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テスト(筒井)
いいなー三宅
😥
いいなー
