2009年パラオツアー

ツアレポパラオその2(2009)_1.jpgツアレポパラオその2(2009).jpg

謎のヒント

ツアレポパラオその2(2009)_2.jpg


初日(移動日)からエクサイチングなSMDCツアー

待ちに待ったこの日がとうとうやってきた!今日は楽しいパラオ行き。
数日前から胸のモヤモヤを払拭できずにいたが、きっと忘れ物か何かだろうと気楽に考えていた。パスポート&お金&命さえあれば何とかなる!と自分に言い聞かせ、小雨と生暖かい強風の中、駅へと向かった。

まだこの時点では、待ち構えている「事件」に気づいていない。
 (「事件」を飛ばしたい方は■■■の下からお読みください)

今から思えば、お天気チェックをもっときちんとしておくべきだった。
品川駅に朝の7時半に着き成田エクスプレスを待っていたら、しばらくして「千葉方面電車はすべてストップ」という放送が流れ出した。
成田って・・・千葉だっけ。
駅員にきいても、天候のことゆえなんとも言えないとの事。
成田乗り捨てのレンタカーをしてみようか、品川プリンスからのバスに乗ろうか、はたまたこのまま品川駅で待っていようか、電話をかけまくっているうちに30分経過。やばいやばい、さすがに暢気な私も焦ってきた。
そこに、アジア方面から来ていたらしい若い観光客カップルが目に入った。彼らも大きなスーツケースを抱えて、困っているらしい。というか彼らだけでなく飛行機の時間のある人全員が困っているだろう。私は二人に声をかけ、一緒に山手線経由で日暮里から京急スカイライナーに乗る決心をした。彼らを引きつれ、急いで山手線へ。

このまま順調にいっても空港着が9:45。飛行機発は10時半・・・。
旅行会社は9時半以降は責任持てませんと言っているらしい。こういう時に限って飛行機は遅延していない。もう駄目なのかもしれない・・・と絶望的に思う一方で、学生時代に出発20分前に空港についてカンボジアへ旅立っていった友人を見送ったことを思い出した。成田は親切だからなんとかなるかもしれない。最後まで諦めてはいけない!と自分を奮い立たせた。私の頭の中のスクリーンには、人いっぱいの飛行機に、私が「すみませんすみません」と謝りながら通路を歩いて席に座るシーンが何度も何度も映し出されていた。

スカイライナーでは、空港にいる幹事さん達の働きのおかげで、旅行会社の方や、コンチネンタル航空の方からお電話をいただき、状況確認は出来ていた。悪天候のためスカイライナーは15分遅れて到着。生きた心地がしない中、空港に着いたとたんに猛ダッシュ。ダッフルバッグを何度も落としそうにしながら23kgのスーツケースを押して、引っ張って、走った。不幸中の幸いというのであろうか、チェックインカウンターも出国審査もガラガラ。ゲートまで走ったらなんと・・・まだ搭乗は始まっていなかった。

SMDCメンバーは全員とっくに到着しており、私を拍手で迎えてくれた。
記念撮影。

間に合った!!!

■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■

乗り継ぎのグアムまでは3.5時間。グアムではいったん、米国入国審査を受ける。
4時間の待ち時間のはずが、飛行機遅延のため6時間に。
18時過ぎた頃から空港内のお店が閉まり始め、人もまばらで寂しい雰囲気になったが、SMDCメンバーはツアーブックを読んだりビールを飲んだり仮眠をとったりゴシップ雑誌に没頭したりと、思い思いの時間を過ごした。
                                                                 

グアムからパラオは直行かと思いきや、中間地点のヤップで飛行機はいったん着地。そして飛行機の半分の人は降ろされ待合室に行かされた。
                                
セキュリティーチェックが入るのだ。飛行機の座席を1つ1つ点検し、半分が終わると、機内に残っている人たちを移動させて、もう半分の点検が始まる。機内にいる人も、外に出された人も、ただひたすら待つしかない。1時間くらい経っただろうか。

                                

ようやく本日3度目の離陸をし、1時間弱でパラオ到着。ぎりぎり日付の変わらないうちに現地入りすることが出来た。
メンバー10人、元気に明日からいよいよダイビング開始だ。

 


初日

初日の一本目は、ジャーマンチャンネルでテェックダイブ。
チェックでも、ギンガハゼペア、クダゴンベ、タイマイ、カニハゼ、ニチリン、といろいろ見るものはあります。
IMG_0019.JPG

二本目は、いきなりブルーコーナー。
先端に取りついたのは良いけど、今回は、コンデジ(T700)と一眼(40D)二本持って入ったので、大変。(カレントフック持ってない)
一眼を置いといてコンデジをセット、とかしようとしても一眼が飛ばされるくらいの流れ。
左手でつかまって、右手だけで2台を使うのは難しかったです。2回目、3回目になると、事前にムービーモードにセットして、一眼は足に挟むなどのテクニックで、
マクロの一眼と、標準とムービー用のコンデジを使い分けられるようになっていました。
DSC00070.JPG

3本目は、ビックドロップオフ。
オヤビッチャの卵、オウケンハナゴイ、ゴマモンガラ、など。

4本目に行った人は、ニシキテグリの産卵も見られたそうです。
私は、ホテルのバーのハッピーアワーの方が重要なので、そそくさと帰りました。  (小林 記)

呪われしポイント

初日のダイビングで海にもカメラにも慣れてきたダイビング二日目。
昨日の大物ポイントから趣向を変え、地形ポイントを狙う。

最初に向かった先はシアストンネル!?
そう、シアストンネルといえば、SMDCでは今や伝説となっている、
Fさんのビデオハウジングが轟音と共に大破した因縁のポイントである。
一抹の不安を感じながらも、慎重にハウジングを抱えエントリー。

ドロップオフを一気に下り、-30mの側壁に開く巨大な横穴を
抜けていくダイナミックなポイントである。
入り口付近にはギンガメアジの群れもおり、テンションが上がる。

今回、目指すは-40m付近に生息するボルケーノシュリンプゴビー。
日本ではお目にかかれないハゼだけに、
少々深いが是非見ておきたいターゲット。
窒素に酔った頭ではダンダラダテハゼと混同しそうではあるが、
キレイな模様と色合いに惚れ惚れしながら堪能する。
tachi_palau2.jpg

その後も、アケボノハゼ、ヤノダテハゼ、ヤマブキハゼ、ニチリンダテハゼ
とハゼ三昧を楽しみながら徐々に水深を上げていき、
浅場での安全停止を兼ねたマクロウォッチを迎えた。

しかし、ここで事件は起きる。
小物を追いかけ、フォーカスは合うものの、
いくらボタンを押してもシャッターが下りない。
不審に思うが、なす術なくダイビングの終了を迎えることとなった。

ダイビング終了後、
ハウジングの中身を確認すると容積1/4程の浸水が発生。
内臓ストロボがショートしていた。
ストロボだけで済んだのが不幸中の幸いか、
時を越えたFさんの呪い、恐るべし。。。
tachi_palau3.jpg
(哀愁漂う乾燥中のハウジング)


2009/03/17 今里

今朝も晴。絶好の海日和である。
本年1月来、水温13度の海にてウエットで日4〜6本潜って来た小生にとって
水温30度のPALAUは別天地である。
無論、処変われば品変わる。
内地の海は独特の良さがあり、良し悪しは言えない。
例えば、日本人DIVERから見てPALAUは珍しい被写体が多いとしても、
逆に伊豆で当たり前の白子鯛や鷹之葉鯛は、この地では恐らく超レアになるであろう。
又、水温が高い故、海牛ならば日本の海の方が豊富である。

さて本日はDIVING 3日目、本日は何処に連れて行って貰えるのか大いなる期待を
膨らませ、吾ら一同はBM3号に乗船。
0900コロールの桟橋を出港、鏡面止水の内湾をBM3号は快走していく。
450馬力の船外機が生み出すパワーで次々と他船を抜いていく。南洋松島を抜けると
船は西に航路を変える。
北東東の風が吹く本日、追い風になり更にスピードアップ。
コロールを出帆すること40分で本日の1本目のポイント、Blue Holeに到着。


1本目:Blue Hole
【最大深度33.6m 平均深度14.6m 潜水時間53分 ガイド 富永さん】
本日、偶然にもこのポイントで2人が記念ダイブを迎える。
中下さんと小生である。
折角ならば記念ダイブは記憶に残るビッグポイントで迎えたいものであるが、かといっ
て調整するのも馬鹿らしいしなかなか思う様に行かない。
小生も記念ダイブの過半数は伊豆大瀬の湾内である。
そう考えると本日、中下さんも小生も運が良い。

エントリーと同時に記念撮影。
浅い岩棚故、ウネリに翻弄される我々10名。SMDC旗持つて「ハイ、ポーズ」。
1gでも荷を軽くしたい海外DIVへわざわざSMDC旗ご用意いただいた幹事の皆さんに
は感謝したい。

写真撮影と同時にBlue Holeの竪穴にエントリー。
手足を万歳させながら文字通りのダイビング降下。
透視度が良いゆえスカイダイビングの気分である。
純白の砂地に着底。天井と外洋側各4つの穴から燦々と朝の光が注がれる。
まるで大聖堂の中に居る気分である。

ガイドの富永氏により洞窟内の横穴に案内される。
過去Blue Holeには2回入っているがこんな横穴あったっけ?。
何れにせよ知り尽くしたガイド氏に案内して貰わないと事故になる危険な穴の誘惑である。
穴の定番、伊勢海老と宝貝は全く見かけられなかったが、代わりに縞折坊主鱸擬
という3㌢程のマクロ被写体を見せて貰う。
抜群のマクロ腕を有する富永さんにガイドして貰えたことは今回、非常にラッキーであった。
外洋側横穴には縁取花鯛。大瀬では文字通りマクロの決死圏に行かないと見られない珍種。
20m台の浅場で見ると全く別種の様に見える。何れにせよ美しい魔物也。
 

2本目:Blue Corner
【最大水深32.8m 平均水深14.m 潜水時間55分 ガイド 富永さん】
ENと共にマクロ班は先ずはマクロ穴に向かう。
途中2mクラスの磯鮪と遭遇。3m程を脇を通過していった。
水深33mのマクロ穴には定番人気の紫紺、曙、日輪が仲良く並んでいる。
1時間も粘って撮れば、傑作が撮れるのであろうが、通常の9Lタンクでは無理と
言うものである。
水深を上げ、棚の上に上がるとタイドプールの様な地形あり。
此処だけはConer上げ潮の死角になるので、ゆっくりマクロ観察が出来るが、
頭上には大目𩸕の群れや糸引鯵、灰岸鮫。。。
何時ものことながらこのポイントは凄い。
 

3本目:German Dropoff
【最大水深18m 平均水深10.3.m 潜水時間56分 ガイド 富永さん】
小生にとってGerman周辺はマクロ天国故にお気に入り。
但、3本目故、鯊の砂地に行くと少々DECOが出るので、今回は浅場のGerman Dropoffとなった。
定番のリングアイジョーフィッシュは非常にシャイ。
遠目に観察していると蟹鯊が頭上に載ろうと吾関せずなのだが、ダイバーが接近
すると引っ込んでなかなか出て来て呉れない。
沖縄眞榮田のジョーフィッシュなんか接写レンズで近づけるのに。
まあ、異物には警戒するのが自然本来の姿なのであろう。

 

4本目:Malin Lake
【最大水深5.6m 平均水深2.7m 潜水時間66分 ガイド 富永さん】
本日4本目はMalin Lake 。
浅く、マクロ魚影が濃い、マクロ派には2時間でも3時間でも入っていたいポイント。
現に1時間余入っていてもエアーの残は140。 貧乏性の小生にとっては嗚呼、勿体無い。
水路を入っていくと八師、銀河、更紗といった泥系鯊のお出迎え。
引っ込めても引っ込めても隣にお代わりがあるのであるから気にならない。
湖の入口にある小岩にはセグメント、ニードルスパイラルといった固有種の銀保が
チョコチョコ動き廻っている。
絣蛇銀保の幼魚に似た種もいたが数㍉サイズで視力0.2の小生には同定不可能。
そして、いよいよお約束の錦手繰が棲む、珊瑚瓦礫へ到着。
方々にペアーで見られ本日も産卵が期待出来そう。
DIVERというのが現金なもので、はじめは錦手繰1個体でも感動するのに、産卵行動
を見てしまうと、個体だけでは満足しなくなる。
陽が暮れて、段々珊瑚のシルエットしか見えなくなって来た時、♂♀が窪みから浮揚始めた。
そして50㌢程上がった段階で産卵。
一同拍手喝采した。

満足いく4DIVを終え、帰路につく我々一同。
天空には天の川が広がっていた。

                                                                        by Choku
                                                                        (代理UP Onishi)

200本記念

本日1本目は Blue Hole。
私200本、Chokuさん2000本:-oの記念ダイブ。(書き間違えではありませんよ!二千本です!!)

まずは記念の水中集合写真。
このために旗を持ってきてくれた幹事のO君ありがとう!!
DSC00888p.JPG

さて、写真撮影も無事終了。
Blue Hole といえば、底から見上げる入り口がとてもきれいです。
「当然、下からあおった映像が欲しいよね」ってことで、私が先におりて全員の潜行シーンを撮影することに。

約30mの底について撮影開始。

ところで、撮影途中に悲しいことに気づきました。
ダイバーの皆さんはおわかりですよね?
30mに先人きって潜行したら・・・そう。窒素がたまるのです。
案の定、みんなが潜行しおわった頃には、ダイコンの窒素バーは結構な高さになっておりました。

というわけで、私、みなさんをずっと上から見守っておりました。
みんな気づいてくれなかったけど・・・:oops:

ま、ある意味、とても印象に残る記念ダイブになりました。
何もしないで人を観察するって結構楽しいです。
水中人物写真専門のY君の気持ちがちょっとわかった気が:-D


シャンデリアケーブ

ダイビング4日目
早いもので、楽しいダイブも今日が最終日。

ダイビングに不慣れだった人も、驚くほど上達してる。
これも、ビッグツアーの面白いところですね。

今日も快晴!
さあて、どこに行こうか

 

最終日にふさわしい大物が見たい!
さらに、初めてのポイントへ行きたい!
北の「ユーカク」を狙ってみたいが、2本目、3本目を考えると逆方向なので
やはり、いつものコースで大物を賭けてみるか。。。
 
すると、我々のチームの実力が認められたのか、
1本目超上級者向けとされる「シャークシティ」へ行くことができました。
シャークシティといえば、数日前に「ロウニンアジ」が400匹出没しているポイント
これは期待が高まります。

着いてみると、ここは外海ポイントでも西の末端。
海の色もロックアイランド特有のリーフの水色ではなく、真っ青。
波も荒く、初心者は受け付けないぜ、とでも言いたげな厳しさ。。
なるほど、他とは違う雰囲気があります。

いざ潜ると、やはり流れが複雑な上に、カマス、メアジの群れがちらほらいる程度。
こういう大物狙いのポイントは当たり、はずれが顕著なのが常。
今回ははずれなのかなぁ・・・・
除々に浮上していき、まさに安全停止しようというところで
クレイトンが突然遠くを指差して猛ダッシュ!
 

でました:idea:
 

バラクーダ:-o

パラオの海の主が、
このままじゃかわいそうだからと、プレゼントをくれました。

気まぐれな自然の流れに合わせて、一喜一憂するのもダイビングの醍醐味ですね。
 
 
*****************************
3本目、海底の鍾乳洞「シャンデリアケーブ」
5年前学生時代に行ったときはライトを持たずに、暗くて天井に頭をぶつけた思い出がありますが、
そこはもう、、、大人だからね(笑)
今回は大丈夫だぜぃ!

水中から水面を見ると・・・

そして、水面からエアポケットにでると・・・

鍾乳石がシャンデリアみたいにキラキラしています:-o

数千年前に地上で作られた鍾乳石がこうして海底に沈み、
誰にも見られることなく、人知れずひっそりと輝き続けていたわけで。。
そう考えると、ロマンを感じずにはいられません。。
そして、このロマンを享受できるのはダイバーの特権です。

ダイビングやってて良かった!
そんな感慨深い1日でした。

カレントフックの使い方

この日、2本目のブルーコーナーで。私はまさに『解き放たれた』。

私のカレントフックは、ダイビングを始めたばかりのおよそ10年前に、友人が手作りしてくれたものなのだが、

ほとんど使用することはなく、初の使用は3年前のパラオ。今回もまだ2度目だった。

紐の長さはおよそ3mもあるのだが、前回・今回とその長さをもてあましていた。

そもそも、ブルーコーナーって、ダイナミックでスゴイのがいっぱい見れるけど、

流れのキツーイところで踏ん張ってなくちゃいけなくて、辛いんだよねー・・・。

今回もそんな気持ちで、カレントフックをかけ、フックから1mくらいのところを必死でつかんでいた。

ふとみると現地ガイドさんが来て私のカレントフックの紐を何やらいじっている。

昨日までガイドしてくれていた人見知りガイドのフリンちゃんと交代で、今日はじめて私たちのグループについてくれたガイドさんだ。

(名前は忘れてしまった・・恩知らずな私)

いつもBCの右端につけているフックの元を体の中央にくるように付け替えてくれ、私が必死でつかんでいる紐の手を離すようジェスチャーしている。

恐る恐る手を離してみる。

すると、、、凧のように「フワリ」と体が浮き上がり、この瞬間私は『解き放たれた!』と思った。

なんという気持ち良さ。まるで空を飛んでるみたい。たったの3mなのに、他のメンバーがはるか下にいるように見える。

左をみるとギンガメアジの群れ、右をみるとグレイリーフシャーク達。いつも張りついていた棚でよく見えなかったが、棚の下の方にいる群れもよく見える。

流れもそんなに強く感じない。自分が群れの一部になったようだ。

そうか、、、カレントフックを使うダイビングって「コレ」なのね!すごい!感動!

いつもは、ガイドさんが引き上げようというと実はホッとしていた私だったが、今回はあっという間に時間が過ぎてしまった。

うーん、ブルコーナーすばらしい。今日が、最終日なのがちょっとくやしい。

次回からカレントフックのダイビングが楽しみになった。

ありがとうガイドさん。(名前を忘れてしまったけど・・・)

さらに、このガイドさん、3mもあるカレントフックの紐をかっこ良く編んで収納しやすくしてくれた。

うーん、ほどきたくなくなっちゃう。一度ほどいたらもう自分じゃできないよなぁ・・・・

 

 


2009/03/19 今里

本日、他メンバーは「海月湖」行故、DIVINGは小生一人、「Blue Marlin」他客との乗合に参加。
船は昨日同様のBM3、4日間乗り慣れた船故安心。
始めてご一緒になる他客には当然ながら気を使うことになるが、海という共通の趣味を持つ
同志には違いないわけで即に打ち解ける。
これもDIVINGの醍醐味の一つである。

1本目:Shark City
【最大深度26.6m 平均深度16.5m 潜水時間36分 ガイド Mr.Laiton】
往路Ulong嶋の近くで100頭近い、海豚の群に遭遇。
船に併走しながら様々なウルトラC技を見せて呉れる海豚君達。
Shark Cityは昨日も様々な大物が出現、Palauでも3本の指に入る大物ポイントという噂通りの
海であったが、海豚の歓迎を受け最先の良いスタートである。

0956EN。潮見表では1135が最満潮故、激流を覚悟してのENであったが、「アレ!!」という感じ。
紺碧の海に舞うのは霞蝶々魚と赤紋柄、グルクンだけという塩梅。
しかし流れに乗って移動する内に浪人鯵、灰岸鮫、磯鮪、大𩸕が次々と視界に現れる。
そして最後には文身笛鯛の大群登場。

只の笛鯛と思うなかれ。
毎年3月の小潮時の数日、このShark Cityにだけ現れるレア種である。
流れに逆らって海底の珊瑚岩を掴みながらダッシュ。そしてやっと見られた文身の文様。
感動の瞬間であった。
 

2本目:New Dropoff
【最大深度19.5m 平均深度11.9m 潜水時間51分 ガイド Mr.Laiton】
当初、Ulong CHに行く予定を急遽変更、New Dropoffに向かう。
またしても海豚の大群に遭遇。
Palauではレイケイ㈱が資本参加している海豚園が繁盛しているらしいが、外洋に出れば天然の
海豚が簡単に見られる。尤も、これはDIVER故の役得と思料。

1132EN。潮止り時間であるが意外と流れている。
潮見表とはいえ人間が統計上作成したものであり、自然のメカニズムの前には当て嵌まらないこと
も多々ある例示の一つか。
磯鮪や紡鰤の群の中を悠然と泳ぐ横縞鰆に見とれてしまった。
なお、このDIVINGで小生の経験本数は西暦で本年となった。
「海は逃げない」と言うが、確実に海況環境は悪化している。
小生などDIVINGを始めて高々19年強しか経っていないが、それでも悪化を感じるこの頃である。
これから未来に向けて、これ以上悪化しないことを切に願う。

本日のLunchはNgemelis嶋に上陸。
戦前、南洋松嶋と呼ばれた風光明媚な景色を目出ながらブルコギ弁当を食する贅沢。
 

3本目:Blue Corner
【最大深度18.8m 平均深度13.9m 潜水時間54分 ガイド Mr.Laiton】
1407EN。本日は大物志向のお客中心故、マクロ穴抜き。即、大物観賞エッジへ直行。
灰岸鮫や大𩸕が次々と現れては消える、大物観賞の定番シートである。
だが観賞中何気なく手元の珊瑚岩を見ると小生の大好きな銀保君達が方々に居るではないか。
過去10回以上入っているBlue Cornerであるが、これは初発見であった。
 

4本目:Cristal Blue
【最大深度13.2m 平均深度11.3m 潜水時間66分 ガイド 富永さん 】
4DIV目は小生一人とういうことでガイドの富永さん独占という最高に贅沢な今回のラストダイブになった。
何処のポイントでもOKということで、迷うことなくCristal Blueをリクエストした。
今回20DIVのなかで小生が一押しとするのが、このCristal Blue。
透視度3m以下泥の海。
一般的なPALAU DIVのイメージとは程遠い世界であるが、鯊好きには文字通り天国。
銀河鯊や蟹鯊は視界に数個体。引っ込ましても、即お隣がある。
また八師鯊sp2,sp4,星空鯊、黒星鯊、鷹之羽鯊,二星鷹之羽鯊,花魁鯊,縞折鯊,更紗鯊,
ラグーンシュリンプゴビー,ネーキッドヘッドシュリンプゴビー,ブラックシュリンプゴビー,
ネオンピグミーゴビーetc……鯊マニア垂涎のお宝が一杯。
尤も、これを感応出来るのも稀鯊を紹介出来る抜群の眼と技を持つ富永ガイド氏のお陰。感謝したい。
また当該ツアーを企画運営いただいた幹事さんにも御礼申し上げる。
 

                                                                                 by Choku
                                                                                 (代理UP Onishi)

ミルキーウェイ&ジェリーフィッシュレイクツアー

最終日はダイビングではなく、ミルキーウェイ&ジェリーフィッシュレイクツアーです。
どちらもパラオに来たら必ず行きたい名所ですね〜。

・ミルキーウェイ
ボートで行ってみるとそこは白い海。なぜ白い?海底に沈んだ沈殿物が白いからです。
ミルキーな色の海だからミルキーウェイですね。この沈殿物の招待は石灰石でできた
ロックアイランドが侵食されて長い年月を経て石灰石が沈殿されたものらしいです。

海底3メートルくらいもぐれば白い泥が取れてお肌につけるとなんと美容に良いみたいですね。

気持ち悪いですね〜この人。。。

・ジェリーフィッシュレイク
次はクラゲが満載の湖、そんな湖にクラゲばっかりがほんとにいるわけが、、、いた!!
めちゃめちゃいます!!触れるくらい、むしろ触らないほうが難しい。
触るとぷにぷにしてなんとも気持ちいい感触ですね。。
このクラゲ、タコクラゲっていうみたいです。
足が8本あるからですね〜。でも中には足が6本しかなかったり10本あるレアなクラゲもいます。
毒はないため触っても安全だしさされることもありません。

いや〜、まじびびった。パね〜

こんな感じです(笑)

1,2,3,,○゛〜ッとかいう人のイノキアイランドで昼食をとって
午後はシュノーケルポイントに移動。

珊瑚がきれいだしナポレオンフィッシュが下に見えるのです。
シュノーケルで見えるってすごいっすよね。

あ〜、あっという間に一日が終わっていく。
そして今晩、我々は帰路に着きます。。。帰りたくない〜

延泊組のパラオ日記(3月20日)

幹事さん含めた大方のメンバーが成田に到着した頃、延泊した自由人2人(Iさんと私T)はホテルで朝食。

Iさんは今日コロール市内の散策して今晩日本に向けて出発とのこと、私は今日シーカヤックツアーで明晩日本に向けて出発。

朝食後、すぐにショップの車にピックアップされ、パラオでも指折りのリゾートエリアPPRへ。

そこでネイチャーガイド兼カヤックインストラクター(若い女性!!)より諸説明を受け、いざ、カヤック:-x・・・と思ったら、ダイビング船に乗って移動:oops:。

岩山湾と呼ばれるコロール島南側に小島が点在するエリアにて、まずはカヤックの練習です。

なお、今日のカヤックツアーの参加者は、私以外だと50代男性、40代男性、30代女性、20代女性という不思議な組み合わせ・・・。

後に知ったのだが、新潟の旅行会社に勤務する4人グループであり、20代女性の研修旅行とのこと。

この4人が男女ペアで二人乗りカヤックに、インストラクターと私はそれぞれ一人乗りカヤックに乗り、外洋目指していざ出発です。

途中、洞窟内に入ったり、戦中の傷跡を見学しながらのんびりと進みました・・・・とカヤックを楽しめたのは、カヤックに慣れてから。

それまでは、ベテランのインストラクター、2人乗りカヤックについていくのがやっとでした。

そしてやっと外洋に出たころには曇りがちだった天気の快晴に:-D

小島で昼食をとり、外洋を見ながら島沿いにカヤックで進みます。

内海とは違い多少波はあるものの、広ーい外洋を見ながらのカヤックは非常に気持ちいいものです。:-)

また、海面すれすれから海の中をみるのも、ダイビングとは一味違って面白いものです。

時々魚が海面より飛び跳ねたり、現地の漁師さんが潜って漁をしていたりという情景にも出会いました。

とうとう楽しかったカヤックタイムが終わるとシュノーケリングタイム:cry:

えっ!、なぜ悲しそうかというと、大抵こういうケースでは私の望むようなシュノーケリングポイントには連れて行ってもらえないのが経験上わかっているのです。

で、向かった先は・・・なーんとマリンレイク:-o。

よりによって2日前にサンセットダイブで来たところ・・・・。

まあ、仕方ない、そして、サンセットダイブでは真っ暗だったからどこがどこだかわからず潜ったし、と言うことで渋々水中へ。

ところが、夜中とは違った風景に驚いた:-oのとマリンレイクの全体像がつかめた上、大シャコ貝、そ、そしてニシキテグリ:hammer:。

PalauPS_20090320_069small.JPG       PalauPS_20090320_085_edited.JPG

夕方の産卵時には動きが早かったけど、昼間は悠々と泳いでいました。

じーっくりあのきれいな模様を観察できました。

予想外にシュノーケルを楽しんだ後は、ホテルに帰ってIさんと一緒に夕食です。

ホテルの裏側の台湾飯店海鮮しゃぶしゃぶに行きました。

店内には客っぽい人が一人も居らず、店員なんだか近くの住民なのだか・・・麻雀大会開催中。

でもちゃんと料理は出てきました。

たった$10で、かーなり良いコース料理が出てきました。お薦めです。

 


パラオツアー終わって・・・

2008年度ビッグツアー「パラオツアー」無事終わりました。

今回はSMDCではまれに見る「コロールステイ」です。
参加者は10名。
入部したての方から、2000本を迎える超々ベテランの方まで、
幅広い層が参加されました。

幅広い層だけに、ニーズも様々。
大物派、マクロ派、地形派、ダイビング以外のこともやりたい!派。etc..
全員が満足するツアーにするには、どうしようか。。
じゃあ全部入れてしまおう!
ということで、短い期間ながら、バラエティ豊かなツアーになりました
 

*******************************************
ではでは、海以外のイベントも含め、印象に残ったことを紹介します!
 

今回の宿泊場所「パレイシアホテル」↓
中央が吹き抜けで、開店前のショッピングモールっぽい?
アンティーク調の鉄柵が逆に南国っぽくて、いい感じ。
実はこの中に知っている人がいますよ。
ほら、手を振ってますよ。

 

夕食は毎日、外のお店に出発!
特にアジア各国の料理店が多く並んでいる印象。
出かける前は、もちろんホテルで1杯やってからね:pint:
↓はインド料理「ザ・タージ」でタンドリーチキン登場!の模様

 
 

今回は参加者に20本と200本と2000本をそれぞれ迎えた方がいて、
こんなことってなかなかないですよね。
2000本はショップの人もはじめてだとか。
皆さん本当におめでとうございます!
貴重な記念ダイブに立ち会えて感激です。


記念のケーキ。
アレレ?Nさんの”a”が抜けてる!?

 

やっぱり、地形は楽しいです
先の見えない洞窟や天井から差し込む光のコントラストに
子供の頃の冒険心がくすぐられます。
お気に入り、海底の鍾乳洞「シャンデリアケーブ」のエアドームで集合写真。
うーん、暗くて誰だかわからない8-)

 
 

夕暮れのお楽しみ、サンセットダイブ。
「マリンレイク」
を徹底して攻めましたよ
レアキャラなはずのニシキテグリがうじゃうじゃ。
おまけに、産卵の模様↓ があちこちで見れました。

パラオでは季節を問わず、年中みたい
さすが南国!お盛んですなぁ(笑)

 

 
色々ハプニングが続きましたが、
最後にはうまく収まっている、まさに縁起物ツアーでした。
参加者皆さんのポジティブな雰囲気のおかげだと思います。

思い起こせば、パラオツアー幹事が決まったのが1昨年前の四万十。
あれから1年半以上経っていたんですねぇ。。。
無事に終わってよかったです。


くうねるあそぶ。パラオツアー

今回のツアーはマニアから初心者まで楽しめる、バラエティに富んだツアーでした。

ダイビング中はバラクーダやギンガメアジの群れ、そして毎ダイブ現れるサメ!
一生分のサメを見た気がします。
サメを見て近寄っていくのはダイバーくらいしかいない!?

 

 

 

またブルーホールやシャンデリアケーブでは冒険心を掻き立てられました。
子供の頃知らない土地を探検したり、秘密基地を作ったりした時、すごくワクワクしましたよね?
なくしたと思っていたあの感覚、大人になってもちゃんと持っています!

DSC00303_R.jpg

ブルーホールからぱちり。

DSC00392_R.jpg

暗闇のシャンデリアケーブを進む。

そしてパラオと言えばジェリーフィッシュレイク。
毒のないクラゲたちの楽園はとても神秘的な場所でした。

DSC00455_R.jpg

ジェリーフィッシュの楽園

 

ダイビングも、ダイビング以外も楽しむことができるパラオ、最高でした。


持ち物リスト!

初めての海外ダイビング、楽しかったです。
海外を知っちゃった今、伊豆に戻れるかなぁ・・・(笑)

ダイビング慣れしている方には不要な情報ですが、
初心者&女子の観点から、私が今回持っていって良かった!と思った、
もしくは持っていけばよかった・・・と反省した持ち物リストを公開します。
参考になれば嬉しいです。

持って行って便利だったもの:
・痒み止め(蚊が少しいたようです)
・ボートの上で食べるお菓子(お腹すくのです・・・)
・予備の日焼け止め(たっぷり使いましょう)
・カレントフック(流されなくてよかった・・・)
・水中ライト(洞窟で大活躍)
・ウィンドブレーカー(一日中濡れているのでボートの上、寒くなります)
・防水バッグ(安心してボートに放置しておけます)
・コラーゲン&ビタミンCたっぷりのパック(毎晩使いました。ヒリヒリなどがすぐに治まります)

持って行けばよかったもの:
・予備の水着(一晩じゃ乾ききらない)
・水着等を干すもの(ホテルに干す場所があまりない)
・魚の本(もっと勉強しようと思いました)
・水泳キャップ(髪が邪魔!)
・ビタミンCサプリ(中からも摂り入れよう。日焼け防止に効くそうです)

不要だったもの:
・帽子(ボートに屋根がついていたから)
・一部服(持って行き過ぎたようです。日中は水着とウェットで過ごすので、2~3着を着まわしてれば充分)
・一部お菓子(持って行き過ぎたようです)
・本(読む前に寝ていました)
・レインコート(ウィンドブレーカーで充分)